日本では梅雨入りの頃となりましたが、いかがお過ごしですか。雨に濡れるグリーンの鮮やかさ、夏の光を受けて輝く自然の色彩もこれから段々と美しくなっていきますね。
さて、5月は中旬から北欧とイギリスに買い付けに行ってきました。イギリスで5月といえば、エリザベス女王が総裁を務め、英国王立園芸協会(RHS)が主催する世界最高峰の「チェルシーフラワーショー」が行われる季節。150年以上の歴史が続くショーの中でも、ここ数年、和の庭にインスピレーションを受けた「ジャパニーズガーデン」も人気が高く、数々の賞を獲っているんですよ。
▲2017年のチェルシーフラワーショーで大好きだった庭
心待ちにしていた夏に向け、ヨーロッパではみんな、ガーデニングにいっそう磨きをかける時期かもしれませんね。
▲森の中に家が建つような、デンマークのガーデンハウス
今年は買い付けのタイミングがずれて、フラワーショーには行けなかったものの、イギリス家具のディーラーのお母様から
「うちの庭を見に来て!」と自宅にお招きいただいたのでした。
▲1600年代に建てられたというお宅
▲石造りの屋根や壁に歴史を感じます
私たち日本人の観点からジャパニーズガーデンといえば、さりげなく和のテイストを散りばめるようなイメージですが、欧米ではどちらかというとやり過ぎというくらい華美なデザインが好まれるようです。
このお母様もジャパニーズテイストがお好きとのことで、庭の一角にはこのようなプチ・ジャパニーズガーデンが!
▲鳥居や太鼓橋をアクセントにしたこだわりのガーデン
お庭を見せていただいた後は、手料理をいただきました。
メインのラムのローストにはヨークシャープディングを添えて。締めはルバーブのデザート。美味しかったです!
▲窓辺には色とりどりの花々を飾って、明るい気分になりますね
北欧でもみんな屋外へ飛び出して、初夏の陽気を満喫している頃。
日本でも、ガーデンテーブルやフラワーディスプレイに意識を向けて、模様替えはいかがでしょう。
ハミングジョーでひと際人気のガーデンテーブルに、「mandalay(マンダレイ)」があります。
▲ガーデンやテラスで活躍する優れもの。スクエアタイプもあります
デンマークの家具メーカーで、マーガレットの花をモチーフにしたこのシリーズは 1950年代より北欧の人々に長く愛用されてきました。チークとアルミのコンビネーションの味わい、テーブルもチェアも軽くてコンパクトに収納できるため、ベランダや屋内で利用される方もいらっしゃいます。
マンダレイ「マーガレットシリーズ」の詳細はこちらから
https://www.hummingjoe.com/?mode=cate&csid=0&cbid=2344827
空間の雰囲気や気分をパッと変えたくなったら、北欧の花器に好きな草花をシンプルに飾るだけで気持ちが和みます。
▲サイドボードに様々な花器を置いて
とくに陶製のフラワーベースは、ガラスよりも花持ちがよくなるのでおすすめ。
生ける際は、雑菌の繁殖を抑えるため、水に浸る茎の部分の葉をきれいにとり除いてから生けると、持ちが違ってきますよ。
(赤星)