ローズウッドのヴィンテージアイテムでコーディネート。ガラスや寒色系の小物をとけ込ませれば、夏は涼し気な印象に。
例年にない暑さが続いていますが、いかがお過ごしですか。先日、5月に買い付けたアイテムが船便で到着しました。
コンテナにぎっしり詰まった家具類を、スタッフみんなで2時間ほどかけて工房へ搬入。いい汗かきました。
2カ月の船旅を終えて、コンテナが無事到着
スタッフ一同、1つ1つ慎重に荷下ろしします
酷暑がが続く日本とは違って、北欧では夏至を迎え、残り少ない夏季を満喫している頃。
夜9〜10時頃まで外は明るく、日ごろ太陽が恋しいのとで、ここぞとばかりにみんな野外に出て日光浴が習慣です。
買い付けに行くと、朝から晩までカフェや庭先のテラスで寛ぐ人たちの光景をよく目にしますが、
一度は、朝から森でピクニックしている家族の姿を目にしていて、その後、私たちが買い付けから帰ってきた夜の時点でもまだ同じ場所にいて、びっくり！なんてことも。
子どもたちはもちろん、大人も会社から休暇金が出て、夏休みが“義務化”されているそうですから、とにかく太陽の下、心身のためにゆっくりして充電することが、北欧の夏のスタイル。限られた季節だからこそ、貪欲に、大切に過ごしているんですね。
カフェや公園など、思い思いのスタイルで短い夏を満喫
さて、8月のハミングジョーはフェアの季節。
８月12日（日）まで《デンマーク＆イギリス新入荷家具フェア》を開催中です。
注目アイテムは、ローズウッド素材の家具。デンマークから丸テーブルやエクステンションなど40点ほどのテーブルのほか、ナナ・ディッツェルのひとり掛けソファなど珍しいアイテムも仕入れました。ご存知な方も多いとは思いますが、今では希少なローズウッド。赤みを帯びたチョコレート色の地肌に流線形の漆黒縞が映える、表情の良いものを見つけると、私たちも胸が高鳴ります。
今回はとくに上質で状態のきれいなものが多数入荷しましたので、ローズウッドのアイテムをお探しの方、好きな方は喜ばれるのではないでしょうか。北欧では昔から親しまれているシステムシェルフも、その１つ。壁ごと付いているタイプで、レールで棚を自在にレイアウトできるので、飾るもの、空間のバランスを考えてお部屋づくりができます。
杢目の多彩な表情に味わいを感じる1960年代のシステムウォールシェルフ
光沢があり、パーツの細部まで繊細な美しさが際立つのもローズウッドの特徴
落ち着きのある上質なインテリアとして憧れの存在ともいえるローズウッドですが、その反面、トータルで揃えるとトーンが重く沈みがちなり、くどくなってしまう場合も。品よくまとめるには、デザインがシンプルなものを厳選すること、ポイント使いしてミックスコーディネート、椅子やソファなら張り地を控え目な色柄にして雰囲気を和らげるのもコツです。
北欧の若い人たちは、デザイナーズやノーブランドに関わらず、同時代のものをミックスしてコーディネートするのが上手ですから、そんな風に異なる素材のインテリアと組み合わせて楽しむのもいいのではないでしょうか。
ハミングジョーでは、仕入れ後のメンテナンスまで細心の注意を払っています。ローズウッド本来の魅力であるツヤを落とさないよう慎重にウレタンを剥がし、杢目によって削り方を変えながら、特有の赤褐色が生きるベストな状態に手入れして店頭へ。
ご希望があれば、マットな質感がお好きな方も、ツヤ感のある本来の状態を好まれる方も、満足いただけるような仕上がりに調整もできます。
夏には凛として、涼やかな表情を覗かせるローズウッドの魅力。
フェアやオンラインページを通じて、この機会に感じていただけると嬉しいです。（赤星）
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