年末のご挨拶から早いもので立春を迎えましたが、旧暦では一年の始まり。
清々しい季節の中、いかがお過ごしですか?
今年も1月上旬から10日間ほど、買い付けのためイギリスと北欧へ出かけてきました。
ヨーロッパも今年は暖冬のようで、雪景色を見られなかったのは少し残念でしたが、今回は旅先で出合う「デンマークデザイン」についてお話したいと思います。北欧はご存知、デザイン大国だけあって、公共の場所でデンマークをはじめ、北欧のデザイナーのインテリアをよく目にします。
到着して、まず飛び込んでくるのが空港内の椅子や照明です。
▲ポール・ケアホルム PK22 デンマーク・カストラップ空港
▲カストラップ空港で最近新設されたヤコブセンのセブンチェアーやスタンドランプ
▲アルネ・ヤコブセン デンマーク・オーフス市庁舎
例えば、デンマーク第二の都市・オーフスにある市庁舎は、師弟関係だったJACOBSEN(ヤコブセン)が建物をデザインし、Wegner(ウェグナー)が家具デザインを担当していたり……各地の図書館、市庁舎、教会や病院などの建築物も目を見張る上に、それらの空間を引き立てるように、名だたるデザイナーのインテリアが惜しみなく使われています。
▲ルイス・ポールセン PHランプ デンマーク・オーフス駅
▲ルイス・ポールセン PH5-41/2 デンマーク・オーフスコンサートホール
▲ウェグナー エアポートチェアーCH402 デンマーク・カストラップ空港
有名無名に関わらず、日常にとけ込み、感性を揺さぶり心豊かにしてくれる北欧デザイン。
至るところで感じるのは、デザインと座り心地を多くの人に感じてほしい、良いデザインの家具をみんなに使ってほしい、という想い。
そして、何より使う人が気持ちよく過ごせるようにという配慮にあふれていることです。愛、ですよね。
それを前提に、良いもの・必要なものにはきちんと予算をかけていることがまた素晴らしく、自分たちの国に誇りと美意識をしっかり持っているように感じます。
北欧のみならず、ロンドンでは、買い付けの合間にロイヤルバレエを観に行ったのですが、そのロイヤル・オペラのカフェテリアのチェアはWegner「CH20」!
▲ウェグナー CH20 イギリス・ロイヤルオペラハウスカフェテリア
2階ではTapiovaara(タピオヴァーラ)を発見し、また興奮!
クラシカルな歴史ある建物とモダンな新館が見事に調和しています。
▲タピオヴァアラ ドムスチェア イギリス・ロイヤルオペラハウスカフェテリア
バレエの幕間には、みなさんここで飲む!飲む!(笑)。束の間、仕事を忘れてリラックスできた買い付けの一コマでした。
今年も変わらず、みなさまへ愛あふれる良質のデンマーク家具をご紹介できればと思いますので、どうぞよろしくお願いします。(赤星)
イギリス、デンマークから買い付けたサイドボードが
メンテナンスを終えて店頭とオンラインショップに並びました。どうぞご覧下さい。
http://www.hummingjoe.com/?mode=cate&csid=0&cbid=2400339